長いラスタ髪を切って丸坊主になった従業員。
その後の様態が気になったのでオーナーに聞いたところ、タハアで半身不随となり、病名も不明なまま国立病院のあるパーペーテに移動、その後、昏睡状態にはいったとのこと、「またあたらしいい従業員を捜さないと行けないわ!もう大変!」などと言われてしまいました。
そのことを帰って妻に話したところ、あっさり「それはタピリね(取り憑き)」。わからないものはそういったものですまされてしまいます。
他の者はやはり、「ボンボン(マリファナ)のやり過ぎに違いない」ということらしいです。または「プタトエトエ(寒さが身体の中に入り込む、男の場合はタマが腹の上にはいってしまう)だろう」とのこと、、。この場合、海での寒い作業を紛らわす、その後の疲れをごまかすためにボンボンをやるといった悪循環が積み重なり身体を壊すのですが、これは真珠養殖の仕事場ではよくあることです。
まずは養殖場の立地が殆ど人里はなれたところにあるので、従業員にとっては格好のボンボン立地条件。
オーナーとしても寒い辛い回りに娯楽の無い環境なので、ボンボン行為見逃す。または共にやる。
とにかく従業員を雇いながらの養殖場経営の場合、仕事をまわさ無ければならないので、気象条件が悪くてもほとんどの場合しごとさせる。イコール寒い、過剰労働なので、紛らわすためにボンボン!ということになるらしいのです。
この悪循環をさけるためには僕の養殖場のように従業員を使わずに自分だけでやることが必要になるわけですが、中規模の養殖場では無理です。
僕はあんなヘラヘラした酔っぱらいに大切な真珠貝をまかすことが耐えられないので、ひとりででもやるわけです。
今こうやって他所の養殖場の仕事を手伝っていると、従業員にとってホント辛い仕事で大変だと思います。僕の場合技術者で、座りっぱなしの仕事になるのですが、座りっぱなしも辛く、同じ姿勢で1にち約1000貝を持ち上げたり、開口させたりするので、背中、肩はパンパンにはります。
自分の養殖場では技術者、海事を一人でこなすので、いろんな仕事をするのでそれなりに身体に負担が少ないのかも?です。また海が荒れたりする時は無理に養殖場の仕事しない(できない?)でアクセサリー作ったりできますし、、。このことが一人でやっている強みですね。真珠もボンボンの影響無しですし!
ということで長くなりましたが、黒真珠のできる背景にはこういった問題もあること、犠牲もあることをお知らせしたいしだいです。
でも、どんなものにも背景はあるものですが、、、。
Comments
養殖場のオヤジの方が心労で大丈夫かよ。って気もします。
従業員姫と同じ病気でなければいいけど・・・・・・。
あの綺麗な深い色の珠の蔭にこんなドラマがあるんですね。
貴方も疲れ・冷えに充分お気をつけて無理は禁物姫がいい例です。
夢のように美しいタハアの海とは対照的な、タヒチの闇の部分ですね。
日本ではまったく公開されないけど、タヒチだって色々あるんですよね~。
従業員君、症状から言うとやっぱりパカロロ中毒っぽいけど、タピリだと言われれば「そうかもしれない・・・」と思えるのがやっぱりタヒチ。
かなりシビアな病状だけど、よくなってくれるといいですね。
Raimanaさんもくれぐれも無理されないように。今度行ったときは介掃除くらい手伝います!
お許しあれ。